機友会ニュースデジタル版第132回 新任教員の紹介 万野 真伸 先生

 理工学部ロボティクス学科に着任いたしました万野 真伸(まんの まさのぶ)です.生体工学研究室で研究を進めさせていただくことになっております.今後ともよろしくお願いいたします.
  
 自己紹介を詳しくすると長くなりますので,簡単に述べますと,私は2012年に大阪電気通信大学大学院で修了し,3年ほど企業で開発職に従事しました.その後,専門学校で教員として3年勤務し,2020年からスポーツ健康科学部で2年間ポスドクをさせていただきました. スポーツ健康科学部では立命館大学のCOIのプロジェクトである「運動の生活カルチャー化により活力ある未来をつくるアクティブ・フォー・オール拠点」に参画させていただき,スマートウエアの研究やスマートウエアを用いたアスリート支援の取り組みなどを担っておりました.今年度からは理工学部に異動させていただき,また違った研究に参画することができるのでとてもワクワクしております.
   
「研究内容」
 私は研究でヒトの二関節筋が運動に与える影響を明らかにしてきました.二関節筋は,ヒトの腕や脚に存在する大きな筋です.この二関節筋があることでヒトはロボットのように制御系に大きな負荷をかけることなく,安定した姿勢の維持ができることを明らかにしてきました.これまで,この二関節筋の有無による運動への影響を明らかにするため,ヒトの筋配列をロボットに再現したモデルを作成しました.このロボットモデルを用いることで二関節筋の有無による運動への影響を明らかにしてきました.この度,ロボティクス学科に着任させていただきましたので,さらに進化させた二関節筋を装備したロボットの作成に取り組みたいと思っています.興味のある学生さんがいれば,一緒に二関節筋ロボットを作りたいと思っていますので,声をかけてもらえると嬉しいです.
   
「学生へのメッセージ」
 最近ではインターネットの普及で何かわからないことは調べればすぐに分かる時代になりました.それも,手のひらの中にあるスマホで全て解決します.そんな時代に大事なことは,得た情報をどのように理解し,どうように活用するかと言われています.そのため,座学で学んだ知識を活用することが重要だと言うことだと思っています.この座学で学んだ知識を活用する機会は大学内に沢山あります.チャンスは目の前にありますので,ぜひ自分の成長に活用してください. 
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