立命館大学機友会OB・OGオンライン懇談会 実施報告
2022年1月18日(火)16時30分~18時の間、ZOOMを利用し、「OB・OGオンライン懇談会」を開催しました。
約2年前の2019年12月、立命館大学機友会の学生支援活動として、機械システム学系との共催でOB・OG懇談会を開催しました。学生、OB・OG及び、教職員にも好評で、恒例のイベントにしていきたいと考えておりました。しかしながら、2020年は公私ともコロナ禍への対応に追われ、本懇談会の対応どころではなかったと記憶しております。昨年度は一部企業様で活躍するOB・OGの映像等での紹介のみとさせていただきました。
今年度こそは、なんとか学生とOB・OGとの交流は継続したい考え、オンラインでの開催を企画いたしました。当日は、様々な企業・団体で活躍中のOB(機友会会員)にご協力いただき、所属する業界・企業での業務内容やキャリア形成について等、具体的にお話しいただきました。参加した学生からは、「働き方や周囲との関わり方について聞くことができた。」、「自己分析に関する内容が非常に参考になった。」等の意見をいただいております。
今後も、現役学生を応援する場として、OB・OGとの交流のイベントを開催していきますので、機友会に関係する皆様からの貴重なご意見等いただければ幸いです。
最後に参加されたOBの方々から当日の感想、学生に向けてメッセージをいただきましたので、下記に示します。
ご参加いただいた皆様、お忙しい中、事前準備、当日のプレゼン等ありがとうございました。今後とも、引き続きご支援よろしくお願い申し上げます。
「ファナック株式会社 W 様」(ロボティクス学科 2016年卒業)
このたびはOBOG懇談会の開催、招待をして頂きまして、立命館大学機友会様及び学生皆様にお礼申し上げます。顔を合わせてのイベントが難しい状況で、オンライン形式で懇談会を開けたことは、立命館大学機友会様のご尽力と、学生とOBOGを含めた3者のつながりの強さがあったからできたものと思います。
今の立命館大学の学生は優秀な人が多いですが、今回の自分のプレゼンが学生皆様の働くイメージにつながり、キャリア形成の一助となれば幸いです。
自分の話で恐縮ですが、6年前の就職活動時はOBのお話を聞いて会社を決めました。おかげで今は希望していた仕事をしながら、職場の仲間にも恵まれ、充実した生活ができています。その時の相談に乗って頂いた方にはとても感謝しており、先輩の存在の大きさを初めて感じた出来事でした。
最後にですが、学生皆様には会社や仕事を通して自己実現できることを心からお祈り申し上げます。今後もし困った時には、OBOGが皆様の力になってくれると思います。
「ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 N 様」(マイクロ機械システム工学科 2015年卒業)
立命館大学学生の皆様
この度はご多用な中、ご参加いただきありがとうございました。
皆様は業界研究を進める中でどの業界においても変化が求められる時代であると感じているのではないでしょうか?私は、就職活動において最も大切なことは自分自身が、何がしたいのかを考えることだと思います。世の中はめまぐるしいスピードで変化しており、当社においてもエネルギー変換の分野で水素やバイオ燃料など次世代のエネルギーを用いたパワーソースの開発に取り組んでいます。企業の認知度だけでなく、世界に誇れる技術を有している企業は日本にもまだまだありますので、ぜひこの機に様々な業界、業種を調べて、納得のいく就職活動にして下さい。皆様の今後のご活躍を祈念しております。
最後に機友会OB・OGオンライン懇談会を開催いただきありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
「株式会社本田技研工業 I 様」(機械工学科 2004年卒業)
この度は、「立命館大学 OB・OGオンライン懇談会」へ参加をさせていただき、ありがとうございました。自身の就職活動時を振り返ると、シンプルに「自動車が好き」という点と自身の特徴にあった社風の会社という点から、今の会社への入社を志しました。「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、好きなものや興味がある分野であれば、自己研鑽にも身が入ります。また、会社での生活において、どのような人々と過ごすかで大きく充実度が変わります。是非、学生の皆さんにおいても自らが入社する会社での生活を描いたうえで、悔いのない就職活動を過ごしていただければと思います。
その中でHondaという会社に共感し少しでも興味を抱いていただければ、幸いです。また、自身の経験で言うと、在学中よりも入社後のほうが勉学に励んでいます。在学時から研究に取り組む姿勢を育まれることを技術者の先輩としてのアドバイスとさせてください。
「国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 W 様」(機械工学科 1988年卒業)
このたびは、機友会OB・OG懇談会に呼んでいただき、また、多くの学生諸君に話を聞いていただき、ありがとうございました。さて、これから就職活動をされる皆さんには、大学で学んだことを活かして、自信をもって社会に出て行ってもらいたいと思いますが、卒業論文や修士論文のテーマに固執する必要はないと思います。なぜなら、そのテーマに皆さんが取り組んだ期間は、たったの1年、修士課程の人でもたかだか3年です。就職後、そのわずかな期間に身につけた知識で渡っていけるほど、エンジニアリングの世界は浅くありません。就職してからも勉強は続きます。技術も進歩します。いま華やかな技術分野が10年後もそうあり続けるということはありません。だから、現在の専門分野以外にも目を向けて就職活動をしてください。研究職を志す人も同じです。学生にとって大学や大学院は研究をするところではなく、研究の仕方を学ぶところだと割り切って、専門知識の吸収よりもむしろ工学的なアプローチ方法を身につけることに時間を割いてください。残された学生生活が、実り多いものとなることをお祈りしております。悔いのないよう、思い切りがんばってください。
「株式会社北川鉄工所 W 様」(機械工学科 1987年卒業)
私は1987年卒で異業種に就職し、米国から帰国後1991年に北川鉄工所に入社しました。
入社後5年ぐらい技術部門で設計や生産技術を経験した後、海外販売店(英国)に出向し技術アドバイスや販売サポートすることで売上に貢献した。帰国後は海外営業部門に所属し日本から海外販売店のマネジメントをしています。
学生時代に学んだことよりも社会に出てから学ぶことの方が多いと感じています。私も幾度と難しい状況(問題)に直面してきましたが、自分なりに考えて克服してきました。昨今は情報技術の進歩により世界中の情報を入手することが可能で、その情報を自分で判断し選択することが必要な時代となっています。今までの常識が当たり前でないことを受入れながら、会社も私自身も変化しながら日々成長しています。
学生の皆様も社会に出てから学ぶことの方が多いと思いますが、苦手なことを自分なりに克服し自分を磨き続けて「耀く」人材になってほしいと思います。