機友会ニュースデジタル版第42回① 「2017年度機友会賞受賞者の方から受賞の感想いただきました!」 高木 宏暢 さん

機友会賞とは

立命館大学理工学部機械工学科とロボティクス学科において優秀な成績を修められ、機友会賞に値するものと認められた学生に贈られる賞です。受賞者には賞状と副賞が贈られます。

「機友会賞受賞の感想」

立命館大学理工学研究科 高木宏暢

この度は,名誉ある機友会賞の受賞者に選んでいただき誠にありがとうございます.このような賞を頂くことが出来たのは手厚いご指導をしてくださった先生方,大学関係者の皆様,大学生活を共に過ごした友人達,そして心の支えとなってくれた両親のおかげです.心より感謝申し上げます.

私がこのような賞を受賞出来た要因の一つに立命館大学の西園寺育英奨学金制度の存在が挙げられます.西園寺育英奨学金制度とは学科毎に成績優秀者に年間授業料の半額程度が給付されるという制度です.

私は入学してから勉学に励んではいましたが,具体的な目標となるものをなかなか見出だせず,ただ漠然と取り組んでいた時期もありました.そのような中で西園寺育英奨学金制度の存在を知り,大学生活で何か成し遂げたと思えることを作りたい,また両親の学費の負担の軽減になればとの思いから西園寺育英奨学生となることを目標としました.この明確な目標を掲げたことにより,より一層意欲的に勉学に励むことが出来ました.二回生時は奨学生となることは出来ませんでしたが,そこで諦めずに継続して頑張り続けられた背景には二つの要因があります.一つ目は立命館大学の充実した勉学のサポート制度です.物理駆け込み寺や数学相談会といった施設やTA制度を通して,私が理解するまで親切丁寧にお付き合いいただいたことにより授業で抱いた疑問点を明快に解決することが出来ました.もう一つの要因としては,周りにいてくれた友人達の存在が挙げられます.友人達とは共に勉強する中で,自分が理解した点をお互いに教え合うことを心掛けていました.その中で自分では分かったと思っていても上手く伝えられないといったことが多々あり,自分の理解度の未熟さを痛感したこともありましたが,誰かに伝えるということによって初めて自分の身に付いたことを実感しました.また友人達に奨学生の目標を言霊として日頃言っていたことで自分の意識が高まり,その意識が前述のような行動に繋がり,結果として三・四回生時には奨学生となれるまでに至ったのだと思っています.

今後は大学院進学に当たって,これまでに学んできたことや友人達とのやり取りの中で培ってきたコミュニケーション能力を生かして私が学部時代にお世話になったようにTA制度などを通じて学部生をサポートしていきたいと思います.また自身の研究では,より専門的な知識や技術が必要となるため困難なことも多々待ち構えていると思いますが,機友会賞受賞者としての誇りを胸に良い結果が残せるように,これからも努力していく所存です.

[ 副賞で頂いたネクタイと賞状 ]
[ 研究設備の写真 ]
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