AIOL開設ものづくりコンペティションで、「最優秀賞」を受賞された小南貴雅さん、巻山結さんから、受賞の感想いただきました。
「AIOL開設ものづくりコンペティション」最優秀賞受賞について
理工学部ロボティクス学科4回生
小南貴雅,巻山結
初めまして理工学部ロボティクス学科4回生の小南貴雅,巻山結です。この度は理工学部創立80周年の機会にこの様な賞をいただき光栄に思います。私たちはこのコンペティションに参加させていただく以前より3DCADソフトであるfusion360主催のデザインコンペティションに幾度か参加してきました。そのコンペティションに参加している人たちは、デザイナーやデザイン専門学生が多く、その中で初心者である私たちが戦っていくのは大変厳しく、上位に残ることはあっても賞を取ったことはありませんでした。そこで自信を失いつつありましたが、いつもお世話になっているAIOL主催のコンペティションがあることを知りAIOLでお役にたてるのであればと参加することに決めました。そんな中での頂いた賞でありますので、まだまだプロの方達には遠く及ばないかもしれませんが、自分たちの成長を確実に実感することができました。そして参加したことによりデザインを学ぶだけでなく、どのように相手に自分たちの思考を伝えることができるのかということまで学ぶことができました。このようなコンペティションでは様々な人の考え方や技術力を学ぶ絶好の機会になりますので今後も参加していきたいと思います。
また、ここからはAIOLのロゴについて説明させていただきたいと思います。AIOLのロゴを考えるにあたって優先したことは、この施設を多くの人に使ってもらうにはどうすべきなのか、創設理念は何なのかということでした。実際に使わせてもらっていましたが、金山先生やスタッフの方の知識が豊富なことはもちろん、ものづくりについてその知識を惜しみなく親切に教えていただけることで、より良いものづくりが可能になる場所でした。しかし施設を利用している人は特定のサークルや研究室関連が多くを占めており、多くの分野の方に使ってもらえている現状ではありませんでした。そこで私たちは、ロゴをなるべくシンプルにして、名前だけでもすぐに覚えてもらって浸透させようと考えました。頭文字を覚えやすくするために、Aには測量の意味を込めて三角定規、Oにはギアをあてはめ、Labはそのまま付け足し、文字を大きく崩さず余計なデザインも入れずどのような施設なのかをシンプルに表現しました。ではIにどんな意味を込めたのか、それはロゴを作った目的を直接入れ込みました。Iには自分自身のI(私)、デザインを少し変更すると工学の工など、様々な文字に捉えることができます。それと同様に、様々な考えを持った人たちが集まり、ものづくりのためこの施設を使用してほしいという思いをこの文字に込めました。物事をいろんな角度で捉えると無限の可能性を見出す事ができます。このことは常に新しいものを追求する、ものづくりをする人にとって最も大切なことではないかと思います。たくさんの可能性を持つこの施設がもっと多くの人に使ってもらえたら嬉しいです