「卒業生へ贈る言葉2022」
立命館大学機友会会長 池田 英一郎
ご卒業・ご修了おめでとうございます。
あわせて、機友会の学生会員から正会員への御入会おめでとうございます。
機械システム系卒業生230名、修了生141名が機友会正会員の仲間入りをしました。
コロナ禍でのオリンピックの余韻に浸る間もなく、平和ということがどういうことかわからなくなるような、世界全体を巻き込んだ大変な状況が起こっております。疫病と戦争の、この混沌とした歴史の渦に、巣立っていく皆様へ、心にとどめておいて欲しいワードをお知らせします。
衣笠キャンパスにある「 未来を信じ、未来に生きる 」という記念碑(1981年建立)をご存じでしょうか?私の学生時代は衣笠でしたので、毎日このメッセ-ジに勇気をもらっておりました。ただ、この後に続く言葉があるということを最近まで知りませんでした。これを皆様への贈る言葉と代えさせていただきます。是非、立命館の卒業生として味わってください。
最後になりましたが、今後は機友会本部の諸活動や支部活動にもご参加お待ちしております。おめでとう。またお会いしましょう。
立命館HP 資料センター 立命館あの日 あの時から抜粋。
「未来を信じ、未来に生きる。そこに青年学徒の生命がある。
その貴い未来と生命を、諸君は自ら汚がしてはならず、他から奪われてもならない。
これから諸君の進む道は、ジグザグと時には暗く時には険しいこともあろう。
だが、諸君がいつも心に太陽をもって希望に燃えながら前進するとき、脚下の大地は揺ぎなく、
頭上の星は黎明の近きに輝く、理想は高く姿勢は低く、学習を終生の業として一歩づつ前へ前へと進もう。
かくて、諸君の若い生命は、二十一世紀の平和なすばらしい歴史につながる。
諸君の自重と自愛を望むや切である。
一九六一年三月二一日 平素諸君に語ったことばをつらねて 末川博」