会員の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度、伝統ある機友会の会長に就任いたしました、1998年3月に理工学研究科情報システム学 機械システムコース専攻・杉山研究室を修了しました保坂 誠でございます。
私は高校まで愛知県豊田市で育ち、当時は京都・衣笠にありました理工学部 数学物理学科 物理学過程へ進学いたしました。3回生よりBKCへ移った当時は空き地が多く、研究室対抗で野球やサッカーをして過ごした楽しい思い出がございます。大学院ではSR光を使った微細加工を研究し、修了後は滋賀県の中小企業である山科精器株式会社にて、工作機械や医療機器の設計開発など、一貫して「ものづくり」の現場に身を置いてまいりました。
さて、私が在学した1990年代は、まさに機械工学に情報技術が融合し始めた変革期であり、大学院にての機械と情報の境界線を学ぶ我がコースは、当時極めて先進的な環境でございました。昨今ではDXやAI、ロボティクスといった言葉が広く定着しておりますが、その根底にある「ものづくりと情報の融合」の精神は、まさに母校において培われたものであると日々実感しております。
自動車や産業機械、さらには再生医療、医療機器といった幅広い分野で研鑽を積む中、学生時代に得た学びは、高度な機械設計においても、また、人の命に関わる医療現場の挑戦においても、常に私を支える確固たる基盤となりました。卒業から四半世紀が経ち、ものづくりや技術を取り巻く環境は激変しつつも、よりエキサイティングな時代を迎えています。
不確実性の高い現代だからこそ、世代を超えた技術者・研究者、そして多角的な分野で活躍する同窓生が集う機友会のネットワークは、私たちにとって何物にも代えがたい財産であると確信しております。先輩方が築いてこられた輝かしい伝統を継承しつつ、現役学生への支援や、OB・OG間における新たなビジネス・技術交流の創出を促進してまいります。ひいては、若い世代の会員の皆様にも魅力的に映る、オープンで活気ある同窓会運営となるよう尽くしてまいります。
末筆ではございますが、母校のさらなる発展と、会員の皆様のより一層のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、就任の挨拶とさせていただきます。
今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

